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海外大学院の研究室を見極める4つの方法を紹介

海外大学院の研究室を見極める4つの方法を紹介

海外の大学院進学を考える際、研究室選びは最も重要な決断の一つです。しかし、物理的な距離があるからこそ、どのように研究室の実力や活動内容を見極めればよいか悩まれる方も多いと思います。

今回の記事では、効率的に研究室の情報を収集するための4つの具体的な調査方法をご紹介します。

研究室を効率よく調査する方法

海外の研究室の質を見極める場合、「教授」「研究内容」「論文の質」の3つから判断します。これらの要素を調査する方法として、以下の4つがあります。

  1. 大学の公式ウェブサイト
  2. 研究者のウェブサイト
  3. オープンな学術プラットフォーム
  4. 専門的な学術文献データベース

この4つの方法を組み合わせることで、研究の質はもちろん、自身の研究テーマとの相性まで、包括的に判断することが可能になります。詳しく見ていきましょう:

大学の公式ウェブサイト

海外の研究室を調べる際、最初のステップとして確認したいのが大学の公式ウェブサイトです。研究室の「今」を知るための基本的な情報源となります

各学部や研究科のウェブページには、所属する教授陣とその研究活動が詳しく紹介されています。最近の研究成果や論文リストを確認することで、その研究室が現在注力しているテーマや研究の活発さを把握できます。

ニュースセクションでは、研究費の獲得状況や新規プロジェクトの情報が、プレスリリースでは重要な研究成果が紹介されています。また、研究室独自のブログでは、大学院生の研究発表や国際会議への参加といった日常的な活動も見ることができます。

これらの情報は基本的に英語で提供されていますが、Google翻訳やDeepLなどを活用することで、英語が苦手な人でも十分に内容を理解することができます。

研究者のウェブサイトとSNS

次に、教授個人のウェブサイトやソーシャルメディアのチェックが有効です。

多くの教授は大学の公式ページとは別に、個人のウェブサイトを持っています。ここでは研究テーマやその背景にある研究哲学、さらには指導方針まで詳しく記載されていることが多いです。公式サイトよりもカジュアルな内容が多く、教授の人柄や研究に対する情熱も垣間見ることができます

また、LinkedInでは、教授の経歴や最新の研究活動、国際会議での発表、共同研究の状況などが詳しく紹介されています。研究室の卒業生のキャリアパスを追跡できることも多く、将来を考える上で貴重な情報となります

研究室の卒業生に声をかけてみて、ZOOMの面談を申し込んだりするのも一つの手でしょう

オープンな学術プラットフォーム

研究室の実力を客観的に評価するには、各種学術プラットフォームの活用が効果的です。在籍している研究者の影響力や、最新の研究動向を簡単に把握することができます。

Google Scholarでは、論文の被引用数やh-indexといった指標から、研究者の影響力を具体的に確認できます。また、どの研究テーマが注目を集めているのか、他の研究者からどの程度評価されているのかを数値として把握が可能です。

ResearchGateAcademia.eduは、研究者向けのSNSとして広く利用されています。ここでは論文だけでなく、研究者同士の質疑応答や未発表の研究データ、講義資料なども公開されており、実際の活動内容をより深く理解することができます。

専門的な学術文献データベース

最後に、研究の質と専門性をより深く理解するには、専門的な学術文献データベースの活用が欠かせません。これらのデータベースでは、査読を通過した質の高い論文や、各分野の最新の研究成果を効率的に探すことができます

Web of ScienceScopusは、世界中の主要な学術雑誌を網羅する総合的なデータベースです。研究室の論文がどのような雑誌に掲載されているか、また他の研究者からどのように引用されているかを正確に追跡できます。

研究分野によって、より専門的なデータベースの活用も重要です。例えば、医学・生命科学分野ではPubMed、物理学や数学、コンピュータサイエンス分野ではarXivが代表的です。

特にarXivでは、論文として出版される前の最新の研究成果を確認できるため、研究の最前線の動向を把握するのに役立ちます。

まとめ

以上が、海外大学院の研究室リサーチ術の紹介でした。いかがでしたでしょうか?

まずは大学のウェブサイトをしっかり確認し、その後、興味のある教授のサイトやSNSで公開されている論文に目を通していくとよいでしょう。

すべての論文を読むのは大変なので、引用数や最新の研究動向がわかるツールも活用すると効率的です。

少しでも興味が湧いた場合は、ぜひ積極的に教授に連絡してみてください。思いもよらない情報が得られたり、新たな展開が見えてくるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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